漫才コンビ「トミーズ」雅(64)が、18日放送のMBSテレビ「せやねん!」(土曜午前9時25分)に出演。14日に93歳で亡くなった「浪花のモーツァルト」こと、作曲家のキダ・タローさんの思い出について語った。
生前のキダさんと親交があった雅は、番組の冒頭で「大好きな、大好きなキダ先生が亡くなりまして…」と切り出すと、タレントとしても人気を博したキダさんの人柄をしのんだ。
「よく考えたら、大先生ですよ、作曲家の。笑いを取らんでもええわけですよ。なのに、大阪で生まれはったから、偉そうにだけしていたらアカンと。阿久悠さんとか、笑い取りました?」
過去に、キダさんと若かりし日の笑福亭鶴瓶(72)が、ラジオ局内ですれ違うたびに「鶴瓶のアホ」「キダ・タローのアホ」とやり合っていたことに触れ、「なんて面白い人なんだと。そんな大先生います?」と問いかけた。
雅は、学生時代にプロボクサーとして活躍していたが、20歳の頃にキダさんが司会を務める視聴者参加番組に出演。そこでキダさんに気に入られ、朝日放送(当時)のラジオ番組「フレッシュ9時半!キダ・タローです」に出演するよう誘われたという。
当時、雅は青果店でアルバイトをしており、8時間勤務で日給5500円ほどだったが、「なのに、ラジオにゲストで出ると、1万4000円もらったんですよ。たぶん、この世界に入ったきっかけ、これなんですよ。『なんて面白い世界があるんだ』と」と、キダさんの番組に出演したことが芸能界入りするきっかけになったことも明かす。
その後、吉本総合芸能学院(NSC)に入学してトミーズを結成。「『トミーズって芸人になりましたんで、先生、出してください』って、同じ番組に出してもらったら、(ギャラが)2700円」と笑わせた。
雅のボクサー引退まで、毎試合会場に駆けつけてくれたというキダさんは、その後も何度も雅をゴルフに誘うなど親交が続いた。
「いろんなことを学びましたね。先生って言われても偉そうにしたらアカン、そうせんと、大阪では認知されへんよ、っていうのを生きざまで見せていただいた」と改めて振り返る。
「ご冥福をお祈りいたします。もうすぐ僕も行きますんで、向こうの世界に行ったら、またゴルフ、お願いします」と天国のキダさんに語りかけていた。



