Aぇ!groupがファーストアルバム「D.N.A」を発売するにあたり、リーダーの小島健(25)を取材する機会に恵まれた。

アルバムは結成6周年記念日の2月18日に発売され、タイトル「D.N.A」には原点という意味も込められている。関西ジュニア時代を振り返り、自身の“原点”という大阪・松竹座での思い出を聞いた。

小島に「自身の原点」を聞くと「松竹座のコントコーナーですね」と即答した。12年に入所し、13年に初めて松竹座公演に出演。デビューしたグループのほか多くのジュニアが松竹座のステージを踏んで切磋琢磨(せっさたくま)していくことから、所属タレントらから“思い出の地”としてたびたび語られる場所だ。

小島も関西ジュニア時代から何度も松竹座に立ってきた。自身の転機だというコントについては「ある舞台で、先輩であるなにわ男子の着替え時間のつなぎとして『台本ないけど、小島なんかしゃべっといて』って30秒くらいを任せていただいたのが始まりでした」と明かした。

昔からおもしろいことや楽しいことが大好き。「そういう性格もあって“小島コーナー”をどんどん充実させていって、そしたら最後の辺には2分半くらい、みんな着替え全然終わってるのに僕がやりたいことをやり続けて、ウケ狙ってました」と語った。

当時の“小島コーナー”はわずかな時間だったが、そこでの活躍がSUPER EIGHT横山裕(43)と大倉忠義(39)の目にとまった。「1時間半から2時間くらいのステージの中でコーナーは2分ちょいくらいしかなかったのに、そこを『面白い』と言ってくださって。うれしかったですね。それをきっかけに次のライブのコントでいい役をいただいたり、Aぇ!groupにもなってって感じでした」と振り返った。

当時は小道具も自身で用意し、照明もそのまま。光だけが当たった台の上で工夫を凝らし、松竹座の1000人の観客を笑わせるべく、ネタを練り続けた。「その頃はこの仕事をこんなに長くやってるとは思ってなかった」と明かし、「ただ『俺は面白いんだぞ!』っていうのを見せるチャンスだとは思ってました。最初はもう出し物の発表会のテンションでしたね」。

以降は関西ジュニアの舞台の作・演出やプロデュースにデビュー前から携わるなど、“笑い”を1つの武器にして唯一無二の活躍を続けてきた。改めて自身の原点を振り返り、「クリエーティブがどうというか、ただ楽しいことが好きなんです。ずっと昔からそうなんで」と頬を緩めた。【玉利朱音】