俳優松本怜生(25)が勢いに乗っている。
22年にABEMAで放送された恋愛リアリティー番組「彼とオオカミちゃんには騙されない」で注目を集め、同年のTBS系「不幸くんはキスするしかない!」でテレビドラマ初出演。その後も「パパとムスメの7日間」出演など経験を積み、昨年はNHK連続テレビ小説「おむすび」にオーディションではなくオファーでのキャストとしてレギュラー出演。橋本環奈演じるヒロインが所属する書道部の先輩役として存在感を示した。
硬軟織り交ぜた演技のできる技巧派で、ある関係者は「彼の武器は雰囲気と声を役によって使い分けられること。見た目も顔が小さくてスタイルが良いですし、毎回被らない演技をみせてくれる」と魅力を語る。局側にもその力は伝わっており、NHKではBSの人気作「あきない世傳 金と銀」や、「正直不動産2」と起用が続き、ついに26年大河ドラマ「豊臣兄弟!」で豊臣秀吉の家臣、石田三成役を担うことも決まった。
大河出演はNHKで実施された大規模な若手オーディションでつかみとった。1600人以上の応募から松本含む5人のキャストを選出。25歳にしてNHKの2大看板ドラマへの出演をかなえ、松本は大河抜てき時のコメントで「夢かと思いました。昨年から毎日紙に書いていることがあり、それが『大河ドラマの出演が決まった!』でした。出演する妄想はひそかにしていたのですが…いざ決まると実感がわかなかったのが本音です」と喜びを口に。オーディションを見た高橋優香子プロデューサーは「繊細なお芝居が素晴らしかった」と評価していた。
快進撃は止まらず、今月3日には、7月1日開始のTBS系連続ドラマ「シンデレラ クロゼット」(火曜深夜0時58分)で尾碕真花(おさき・いちか=24)と共に地上波ドラマ初主演を務めることも発表された。メークやファッションなどを学ぶ学生たちの青春ラブストーリー。松本は性別も心も男ながら、女装をファッションのひとつとして楽しむ男子学生という複雑な役どころで「(尾碕演じる)春香と出会って最初はお世話をする感覚でいたのが、いつの間にか無邪気さや明るさにひかれていくという、そんな光の心の変化に注目してほしいです」と呼びかけた。勢いに乗って飛躍していく松本の活躍から、まだまだ目が離せない。【松尾幸之介】
◆松本怜生(まつもと・れお)2000年(平12)4月27日生まれ、愛媛県出身。大学1年生時に開設したTikTokをきっかけに芸能界入り。趣味はサウナ、ゲーム、映画、アニメ鑑賞。特技は野球、ゲーム。174センチ。



