STARTO ENTERTAINMENTのジュニア内グループ、KEY TO LIT(キテレツ)が5日、ららアリーナ東京ベイで初単独ツアー千葉公演の千秋楽を迎えた。グループのオリジナル曲「WAKE UP THE FOOL」や、SMAPの「Battery」などアンコールを含め全25曲を披露。将来的な目標に、大先輩の嵐やSMAPが立った東京・国立競技場でのライブ開催を掲げた。ツアーは5都市20公演で、約20万3千人を動員予定。

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その名を裏切らない“奇”抜さに観客が目を奪われた。14メートルの高さから「奇天烈」の文字が現れると、「天」の巨大セットに乗って5人が登場。猪狩蒼弥(23)が威勢良く「いくぞ、ららアリーナ!」とあおると、大歓声がこだました。井上瑞稀(24)は「俺たちの覚悟をしっかりお見せしたいと思います!」とシャウト。ファンを驚かせた、電撃のグループ再編から約半年。5人それぞれが抱き、温めていた思いをパフォーマンスに乗せた。

すでに強い結束力。ベクトルははっきりと“天”下統一と定める。目標は「国民的超スター」。岩﨑大昇(23)は「国立競技場に絶対立ちます、約束します。夢じゃなくて絶対にできる目標だと思っています」と宣言。佐々木大光(23)も「どんどん皆さんを幸せにできるよう頑張ります」と約束した。中村嶺亜(28)は「文字通り天下取りに行きます」とし「(デビューも)絶対にするので楽しみにしていただけたら」と予告した。

それぞれが持つ強“烈”な個性の中、伝統の王道アイドルも忘れない。ライブ中盤には、「リスペクトを込めて」26年に活動休止する嵐の楽曲「A・RA・SHI」などをメドレーで披露した。メンバー全員が事務所入所10年を超える。「同じ教科書で育ってきたので解釈は近い」と認識し合う5人組ならではのエンターテインメントだった。

ツアータイトルは、「何者にもなれる」というメッセージを込め、タロットカードで最弱とされる「愚者」から名付けた。まっさらな5人組が、新世代の国民的スターに名乗りを上げた。【望月千草】