WOWOWとドコモが運営する映像配信サービス「Lemino」で26年2月15日に放送・配信がスタートする、織田裕二(57)主演の連続ドラマ「北方謙三 水滸伝」(全7話)に、敵役として玉山鉄二(45)が出演することが18日、分かった。織田演じる、法に背いても正義を貫く頭領の宋江が率いる梁山泊(りょうざんぱく)が立ち向かう腐敗した国家権力側で、情報収集や秘密工作を担い、あらゆる手段で反体制の芽を摘み取るスパイ機関「青蓮寺」の反乱対策を担う幹部・李富を演じる。
玉山は「作品に対する想いが強くあって、撮影前は緊張や責任感も感じていましたが、他のキャストの皆さんや若松(節朗)監督とまたご一緒できたのもうれしかったです」と作品への思いを語った。「ロケをはじめ、小道具や衣装もとても素晴らしくて、皆で李富を作り上げて高めてくださったなと思います」と撮影を振り返った。
玉山が演じる李富も、国の行く末を思っているが「国を倒して新たに作り直す」ことを目指す宋江とは異なり、傾いた国は内側から立て直すべき、という思想を持つ。国家にとって危険の種となり得る梁山泊(りょうざんぱく)をつぶすことに執念を燃やす、宋江ら梁山泊(りょうざんぱく)にとって最大の敵役として、その前に立ちはだかる大きな壁となる。「演じた李富という役は、とてもプライドが高い一方で、無理して虚勢を張って自分を強く見せてるという感覚があって、その切なさが人間っぽいなって思えるキャラクターです」と役どころを評した。
その上で「人に対してもそうせざるを得ないのが李富の心の強さなのか、また弱さなのか、男性には共感してもらえるんじゃないかなって思っています」と視聴者に呼びかけた。作品については「政府側である青蓮寺、それに敵対する梁山泊(りょうざんぱく)、本作には立場の異なるさまざまなキャラクターが登場しますが、みんな正義を掲げて戦っています。なのでさまざまな立場に立って見ていただけると、いろんな水滸伝の姿が見えてくるような、グラデーションのある作品になっています」と評した。
諜報(ちょうほう)組織・青蓮寺の総帥であり、李富の上司の冷徹な男・袁明を、声優としても人気・実力を兼ね備えた大御所声優の1人・大塚明夫が演じる。大塚はアニメ版、玉山は実写版の「ルパン三世」で次元大介を演じており“次元つながり”も話題を呼びそうだ。
暗殺や工作を生業とする「闇軍」の隊長・王和を、中国で俳優デビューした俳優の木幡竜(49)副官の高廉を牧島輝(30)が演じる。青蓮寺の幹部で禁軍担当の蒼英を浜田信也(46)民政担当の何恭を竹森千人(47)地方軍担当の呉達を増田修一朗(44)が演じる。帝の直属軍「禁軍」の大将・高〓(人ベンに求)を池田成志(63)部下である陸謙を宮下修司(42)が演じる。
宋江と反町隆史(51)演じる、もう1人の頭領・晁蓋が奪取を狙う、志を失った賊徒が跋扈(ばっこ)する砦を束ねる頭目・王倫を萩原聖人(54)が演じる。副頭目・杜遷を神尾佑(55)もう1人の副頭目・宋万を劇団EXILE八木将康(38)が演じる。
◆「北方謙三 水滸伝」 累計発行部数1160万部を記録する「大水滸伝」シリーズの1つ「水滸伝」全19巻を完全映像化。腐敗がはびこる乱世に、正義を信じるひとりの下級役人が立ち上がった。その名は宋江(織田裕二)。彼が記した“世直し”の書「替天行道」は、時代に抗う者たちの心を震わせる。裏社会に生きる者、軍を追われた者、すべてを捨てた者たちが、旗のもとに集結。戦う理由は違えど、志はひとつ。信じる者のため、旗のもとに集結した108人が、国家という巨大な敵に挑む、理不尽な時代を変えようとする者たちの、命を懸けた反逆の物語。



