俳優高杉真宙(29)が10日、都内で、来年1月9日公開の主演映画「架空の犬と嘘をつく猫」(森ガキ侑大監督)の完成披露上映会に登壇した。
同作は作家・寺地はるなの同名小説が原作。不都合な現実から目を背け、嘘と現実の間で揺れ動きながらも、ともに生きるとある家族の30年を通して、家族の嘘と絆の形を描くヒューマンドラマとなっている。
高杉は完成を受けて「1年半くらい前に撮影をして、皆さんにお届けできてうれしいです」と話した。
役柄には優しさがにじみ出ているというが、自身は「『優しい』はあんまり褒め言葉じゃないと思っている」と話した。「客観的に見て優しいって言ってもらえることって、意外と自分のためだったりすることもあるじゃないですか。結果的に人に優しくなることが全てではあるんですけど、褒めてるのかなと…」と本音で明かした。
また、映画のテーマに合わせて「最近ついた優しい嘘」を発表するコーナーでは「タクシー…」と回答した。「急いでいた時に乗ったタクシーの運転手さんがおしゃべりで、壮絶な人生の話を聞いていて。『時間、大丈夫?』って聞かれたけど『大丈夫です!』と。この運転手さんの面白い話が聞けるなら、もう次の飛行機でもいいかと覚悟を決めた」とのエピソードに、思わず「優しい」の声が上がった。
最後に、「家族というのもは何なんだろうと改めて考えて、やっぱり切っても切れないものなんだなと考えました。24時間全て知ってるわけじゃないから他人のときもあって。見た後に、家族だけじゃなくて隣に居る人も思いやれる、人の事情を思いやれる映画なのかなと思います」と話し、「見てくださった方の価値観、人生を少しでも変えられる力のある映画になっています」と呼びかけた。
同映画は、世界15大映画祭の1つ「タリン・ブラックナイト映画祭」で撮影賞を受賞している。



