元宝塚歌劇団の星組娘役で6月3日に「さよならは黄昏に」で歌手デビューをした有沙瞳(32)が15日、都内でデビュー記念ライブを行った。
長山洋子の「じょんから女節」では津軽三味線を手に熱唱。尊敬する美空ひばりさんの「愛燦燦」など計18曲を約1時間半で歌いきった。
12年に宝塚に入団して23年に退団。その後は舞台やミュージカルを中心に活動してきた歌手デビューをはたして「これからは歌と女優の二刀流で頑張ります」と誓った。
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公演前に取材に応じた。 -今の気持ちを教えてください
有沙 支えてくださる全ての皆さまのおかで今日を迎えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。これから歌手活動を精いっぱい張ります。
-「じょんから女節」の歌唱では津軽三味線を披露します
有沙 昨年のバースデーライブで初めてやりました。弾いたのは小学校以来で、「えっ弾けるの?」と言われました。自己流なのですが精いっぱい頑張ります。
-約12年間いた宝塚との違いやギャップは?
有沙 宝塚の時は声がすごく高かった。ミュージカルもそうです。でも、演歌歌謡曲は地声やこぶしもあるし音域が全然違う。表現の仕方も異なります。
-二刀流の使い分けは難しいですか
有沙 宝塚やミュージカルは作品全体の世界観がある。仮面をつけるというか、よろいをつけたらその世界にいける。でも、演歌歌謡曲は1曲の中で繊細にありのままの歌を届けないといけない。そっちの世界観にまだ慣れていない。歌うのは一緒なのですがアプローチの仕方が違います。
-今日は先輩歌手のカバーが多いですね
有沙 美空ひばりさんや事務所の先輩の田川寿美さん、水森かおりさんの曲を歌います。歌手になって、あらためて美空ひばりさんの素晴らしさを痛感しました。心に届くように歌えるよう精進したいです。
-田川、水森からはどんな言葉を送られましたか
田川さんの「女人高野」が大好きでずっと歌ってきました。水森さんの「五能線」も今日歌います。田川さんからは「気を使いすぎず気負いすぎず。『瞳ちゃんの瞳がキラキラ輝いていてすてき。これからもずっと輝き続けていてほしい』と言われ、うれしくて涙をこぼしました。すごく優しい人。水森さんは私の歌を聞いてくれて背中を押してくれました」。
-歌謡ユニット、はやぶさがゲスト出演します
有沙 ヒカルさんは昨年、コンサートで一緒に歌ったことがあります。ヤマトさんは宝塚が好きなのですが、コラボをしたことがあります。
-6月3日にデビュー。これまでにキャンペーンをしてきた手応えは
有沙 最初はCD予約の時にだれもいなかった。それが私のことを知らなくても立ち止まって歌を聞いてくれる人が増えました。宝塚時代から応援をしてくれる人もいて安心します。地元の三重県鈴鹿市を離れて15年。幼い自分を知っていて応援をしてくれる人もいる。もっと大きくなって恩返しをしたいという思いが強くなりました。そして、舞台だとお客さまの表情が分からないが、ステージだと良く分かります。そこがやりがい。お客さまから力を頂いて頑張ることができると実感しています。
-宝塚とのギャップはありますか?
有沙 普段の方が声が高くて「女の子だね」と言われます。キャンペーンだと距離が近いので「エネルギーや圧がすごい」と言われます。宝塚や舞台はマイクなしで稽古をするので、それで声が大きいのかと感じています。
-今、挑戦したい楽曲は?
有沙 世界観のある歌を歌いたい。「愛燦燦」みたいに、歌い上げるのではなくシンプルに歌詞を伝えるような心に寄り添える歌をうたいたい。



