FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会の1次リーグで2大会ぶりの敗退を喫し、辞任を発表した韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(57)に対し、李在明(イジェミョン)大統領が「無能」などと酷評、叱責(しっせき)の投稿をしたことについて、日本でも著名人などから疑問や怒りの声が相次いだ。
李在明大統領は敗退を受け、自身のSNSで、洪明甫監督について「予想外の結果に戸惑いを通り越し、呆然とする思いです」と異例の投稿をした。さらに「『人事が万事』と再び証明されました。能力よりも身内(敵か味方か)を重視し、無能な人物を指揮官に選抜すれば、結果は火を見るより明らかです」と洪明甫監督や協会を痛烈批判。「国民を虚脱させた今回のW杯本大会進出の失敗は、組織と人事の失敗によるものと考えられます」などと酷評した。
元テレビ朝日社員の玉川徹氏は29日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)でこの騒動に言及。「失望、残念はいいんですよ。だけど、国の元首でありトップである人間がこんなことを言うっていうのは、僕はどうかと思いますね」と不快感を隠さず。さらに、「ある意味お墨付きになっちゃうじゃないですか。誹謗中傷の。個人の責任になっちゃっているでしょ。『無能な指揮官を選べば』って。個人だけじゃないじゃないですか。みんなでやるスポーツなんだから」とし、「僕はこういうの許せないですけどね。こういう風な発言するトップは」と声を荒らげて批判した。
洪明甫監督は現役時代、韓国代表の堅守のDFとして活躍し、Jリーグのベルマーレ平塚(現湘南)、柏レイソルにも所属した。そのため、チームにかかわった著名人も反応した。
スカパー!で、ベルマーレの応援番組MCを務めたこともあるコラムニストえのきどいちろう氏はXで、大統領が苦言を呈した記事を引用。「そんな言い方ないよ。明甫、日本に来たらいい。あなたの闘志をJリーグサポーターは忘れない」とつづった。
湘南ベルマーレ元代表取締役会長の河野太郎衆院議員は「うちのOBのホン・ミョンボをいじめるな」と一文で過剰な批判をいさめた。



