米倉涼子(51)が19日、東京・東急シアターオーブで開幕のブロードウェーミュージカル「シカゴ」30周年記念来日公演リハーサル後に、日本公演オフィシャルアンバサダーとして俳優陣と囲み取材に応じた。
この日、リハーサルを見た米倉は、主人公の1人ロキシー・ハートを08、10年の日本公演で演じ、12年には同役でブロードウェーデビュー。17年の「シカゴ」20周年アニバーサリーイヤー、自身の女優生活20周年の19年、「シカゴ」35周年アニバーサリーの22年と、日本人俳優前人未到の4度、ブロードウェーで主演を務めた。代表質問では、今回の日本公演でロキシーを演じるベルギーの俳優サラ・ソータートの芝居を見て共通点や違いはあったかと質問が出た。
米倉は「私も、ロキシーを最初にやらせていただいてから何回もやらせていただきましたけど、ロキシーという人間像は、ドンドン変わってくる」と、まず役どころについて評した。ソータートが24年にロキシーを演じた公演も鑑賞しており「今回も、またニュアンスが加わって、新しいロキシーを見たな、と」と評した。その上で「どんな時でも、同じ自分が同じ役を演じていても毎回、違う感覚が得られる。どんなに、たくさんのロキシーがいても、皆が全部違うロキシーになって、毎日、違う感覚になるんだと今日、改めて思えた」と語った。
さらに「共通点なんか全然、しゃべってなかった」と自らにツッコんだ上で共通点について言及。「コメディー、面白さとか、ちょっと悪知恵を使ったりしよう、みたいなところを感じ取れた。同じ演出家の元で、同じものを作っている、ということが共通点だと思います」と語った。
今回は、25年に日本で開催されたミュージカル「レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー」にジャベール役で出演した英俳優ブラッドリー・ジェイデン(38)が、敏腕弁護士ビリー・フリン役で来日。世界各国でソロコンサートを成功させるなど、英ロンドンのウエストエンドをはじめ国際的に活躍するトップミュージカルスターが、日本で「シカゴ」デビューを果たす。ヴェルマ・ケリー役の英俳優ジャレンガ・スコットも参加した。
米倉は最後に「シカゴ」30周年記念来日公演の意義も強調。「日本でおめでたい30周年の『シカゴ』を見られるのは特別なこと。劇場まで足を運んで直接、エネルギーを感じていただければ。やっぱり舞台は直接、見ない感じられないものがたくさんありますので、毎日エネルギーも変わっていきますから、楽しみにしてもらえれば」と呼びかけた。
◆「シカゴ」 米ニューヨーク、ブロードウェーのリバイバル版初演から今年で30周年を迎え、世界38カ国・500都市以上・13言語で上演されているメガヒット・ミュージカル。実話に基づく二人の悪女によるスキャンダラスなシンデレラ・ストーリーは人々の共感を呼び、「オール・ザット・ジャズ」をはじめとする名曲の数々、鬼才ボブ・フォッシーの振り付けを体現したセクシーでスタイリッシュなダンスで、96年版は現在も上演が続くブロードウェーを代表するロングラン作品。



