俳優桐谷健太(46)が7日、大阪市内で舞台「聖地X」の取材会(12月5~7日、クールジャパンパーク大阪WWホール)に出席した。

15年に初演され、21年には映画化もされた劇団イキウメ主宰の前川知大氏によるSFコメディー。舞台3作目となる桐谷がドッペルゲンガーの謎を追う山田輝夫を演じる。

桐谷は作品について「不思議で奇妙でちょっぴり怖さもあってという世界観。そこでの会話が面白おかしいんですけど、根っこの部分は人に対する思いやりや自分が何かを思い込むこと、信じる力が描かれている」と話した上で、「それってありえる。人生で最後の最後まで何かを信じ込めたら、それははたから見て勘違いと思われても、その人が本物だと最後まで思えば本物になる。それぞれ違う夢を見ているかもしれない。実際にありえるなと感じながら演じてます」と語った。

見どころについても「見た人によって感覚や感情は違うし、それでいい。『聖地X』という不思議でおもしろい世界にどっぷりひたって楽しんでいただけたら一番うれしい。何を持って帰るかはその人次第なので」と観客の感性に委ねた。

そんな桐谷だけに、ドッペルゲンガーを体験したことについても「ないですね」と言いながら、「でも、『私の親戚が桐谷さんにそっくりなんです』と見せてもらったら、それほど似てるかな? と。人によっては似てるという人もいれば似てないという人もいて、それぞれの視点が違う面白さがある。今回もそういう話なんで、人によって見方が違うのはおもしろい」と話していた。

東京公演はPARCO劇場で11月5~29日、香川公演はシアターマドで12月19~20日。