元テレビ朝日社員の玉川徹氏が21日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。今年3月、新名神高速道路でスマートフォンを十数秒見ながら大型トラックを運転し、多重事故を起こして6人を死亡させたとして自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた元トラック運転手の水谷水都代被告に、拘禁刑7年の判決が言い渡されたことについて私見を述べた。

水谷被告には法定刑の上限となる拘禁刑7年が出たが、玉川氏は「遺族は、6人も亡くなったのに7年か、っていうのはよく分かる。分かるんです」としつつ、「だけど、例えば業務上過失致死でももっと多くの方が電車事故で亡くなったりしても、もっと短い刑のものもある。過失致死っていうのは殺人罪ではないので、どうしても法的にはこういう刑になってしまう」ともどかしそうに語った。

「脇見運転」や「ながら運転」は、現在の法律では20年以下の拘禁刑が上限となる危険運転致死罪には該当しない。玉川氏は「例えばスマホを見たってことをそちら(危険運転致死罪)の方に適用するってなると、要件が非常に難しくなってですね。何秒見たら危険だっていうのがあるとしても、ほんのちょっと見ただけで危険な状態になって重大事故が起きる可能性もあるわけですよね」と説明。「そうすると本当に鳴ったところでちょっと見たら、それで事故が起きてしまった時は問わないのかとか。法的には難しいんだと私は思うんですね」と定義の難しさを指摘した。

続けて「むしろ機械で何とかできないかと。法律で何とかというよりも、防ぐという意味で言えば今いろいろ技術開発がされていて。よそ見をしたら警告が出て、ある程度の時間よそ見が続いているのであればエンジンが切られるっていう。そういうものが今導入されつつある」と解説。「トラックの場合は業務車なので、一般の自動車に先んじてそういうものを義務化していくことも必要でしょうし、その先には自動運転が間近に迫っているので。法律でもっと刑を重くするとうことももちろん考えていくといいと思うんですけど、それよりも機械の力で事故が起きないようにするところにもっと注力するのもありかなと」と訴えていた。