★国会が閉会したとたん、首相・高市早苗は秋の党人事の前倒しも含め、内閣改造を進める方針だ。ご本人はこの国会を首尾よく切り抜けたとお考えかもしれないが、どれほどの党衆参幹部・中堅議員が翻弄(ほんろう)され傷ついたか。「みんな顔では笑っているが腹の中は煮えくり返っている。我慢しているだけだ。その我慢をわかっていない高市側近が高飛車にくるから腹が立つ。次の総裁選まであと1年の我慢だ」といえば、霞が関の幹部官僚は「ある程度のポストにいる官僚は大体、首相が関係するポストや法案で煮え湯を飲まされている。強引、申し送り無視。無論、そういう政治家がいなかったわけではない。首相のロジックは自分向けに全部を作り変えたがることだ。それを今、首相として実行しているのだろうが、たぶん官僚どころか政治家もその被害にあっているだろう」。
★自民党衆院中堅議員が言う。「確かに首相就任時は石破内閣を引き継いで少数与党で、維新が連立入りしなければ政権は前に進めなかったが、2月の衆院選で圧勝したことで維新の役割は終わった。ところが首相は党や議会よりも維新ファーストだ」。15日、ネットの番組で日本維新の会前代表・馬場伸幸は次の組閣では維新が入閣することを前提に「個人的に何でも選べるなら官房長官だ。維新がやるべき改革や政策の観点では、総務相が必要なポストだ」と発言した。政権の中枢に連立の相手が、オープンの場所で入閣ポストを指定するなど前代未聞だが、こんな振る舞いを許すのも首相が特別扱いをするからだ。
★27日の衆院集中審議で中道改革連合幹事長・階猛は質問に立ち「総理は『ゼロから3時間睡眠』が常態化するほど働いてきたが、それにもかかわらず内閣支持率が下落している原因をどのように考えているか」と問うと「1つ1つの世論調査の結果について、下落している原因というものを私自身が分析することは困難でございます。ただ、各世論調査で政策に関する問いなどがございますので、そういったものについては十分に国民の皆さまのお気持ちとして参考にさせていただいております。原因に関しては分かりません」。とぼけたのか正直な気持ちか。(K)※敬称略


