栃木県上三川町の強盗殺人事件で、県警に逮捕された少年4人のうち川崎市の少年が、ヒッチハイクで近くの駅まで逃走していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。4人は白い外車で現場付近まで来たが、事件後に逃げる際、川崎市の少年を含む2人はこの車に乗れなかった。下野署捜査本部は4人の事件前後の足取りや役割を調べる。

少年は現場近くで通行人に声をかけ、ヒッチハイクで送らせた。車に乗せた人が、県警の調べに川崎市の少年と似ていたと話したという。4人はいずれも16歳で神奈川県の高校生。一部は面識がなかったとみられる。

外車に乗れなかったもう1人は、事件から約30分後の14日午前10時ごろ、現場近くで警察官に確保された。この少年は「同学年の仲間に誘われた。他の仲間は車で逃げた」と供述したという。

捜査本部は16日に、15日に逮捕した相模原市の少年の自宅近くにある公園駐車場で、この外車を押収。外車は犯行現場周辺の防犯カメラに写っていた。

捜査本部は18日、川崎市の少年と、17日に逮捕した少年らの指示役とみられる横浜市の竹前海斗容疑者(28)を送検した。匿名・流動型犯罪グループ(匿流)とみて、さらに上位の指示役の存在を視野に捜査を続ける。

事件は14日午前に発生。住人の富山英子さん(69)が殺害され、富山さんの長男と次男が負傷した。捜査本部は17日までに実行役の少年4人と、竹前容疑者と妻の美結容疑者(25)を逮捕した。逮捕された6人と、富山さん家族との面識はないとみられる。(共同)