将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)がデビュー19連勝を飾った。25日、東京・千駄ケ谷の東京将棋会館で指された竜王戦6組決勝で、102手で先手の近藤誠也五段(20)を下した。同組優勝を果たし、史上最年少で本戦トーナメント進出を決めるとともに、プロとして初めての賞金90万円を獲得した。

 藤井四段は対局終了後、デビュー戦の相手で「ひふみん」こと加藤一二三・九段(77)と将棋会館内でばったり出くわした。自身に関するテレビインタビューのために訪れていたという。加藤九段は取材に「おめでとう。あなたが勝つたびに僕はテレビ出演できる。ありがとう」とあいさつしたと明かし、関係者を笑わせていた。