発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=92)が24日、都内のドクター中松創研で、20年7月22日の「数え年93歳大誕生会」以来、約8カ月ぶりに会見を開いた。

その中で、首都圏の1都3県に発出された新型コロナウイルスへの緊急事態宣言が21日に解除されたことで懸念されるリバウンド防止の決め手として、新発明「目スク(メスク)」を発表した。

中松氏は「目スク」発表後、4月12日にワクチンに関する新たな発表を行うと予告した。高齢者向けワクチン接種が開始されることを見越しての会見で、内容は「東大とのワクチンに関する共同研究。新型ワクチンよりも、もっと全般にわたったワクチン関係の会見になる」とだけ語った。

この日も、都内で420人の新規感染者が判明したと発表された。中松氏は「今日、420名…患者がドンドン増えているのに緊急事態宣言を解除しちゃった。第4波が必ず来ます。第3波に克服できなかった。変種だのいろいろなものが増えた中、解除。患者が加速度的に増えるのは当たり前。さらに画期的なことをしていない。相変わらずマスク、手洗い、3密…それだけ。増えるに決まっている。ますます、ひどくなる」と首をかしげた。その上で「今のコロナ(の感染拡大は)収束しないでしょう? いかに収束させるか」と訴えた。

英製薬大手アストラゼネカが開発したワクチンの接種後、血栓ができた人が出てきていることにも疑問を呈した。中松氏は「血栓とかいう懸念が出ているということは、人命に関すること。もう少ししっかりやらないと…ビジネスも絡んでいるんだろうけど、十分、治験をしないと」と語った。