カンニング竹山(50)が19日、オンラインなどで行われた環境省主催「福島、その先の環境へ。」対話フォーラムに出席した。東京電力福島第1原発事故で汚染された土壌の再利用や県外での最終処分、福島の復興について考える討論会。

同企画は4回目で、竹山は昨年5月の1回目に続き2度目の登壇となった。震災後、ラジオ番組の取材をきっかけに30、40回ほど福島に通っているという竹山は、19年に著書「福島のことなんて、誰も知らねえじゃねえかよ!」を発売するなど同県について積極的な発信を続ける。福島の農作物や水産物などの安全性に疑問を示す人に「危険だと思っている人もいると思うけれど、子供たちは元気だし、皆さん笑顔で普通の生活を送っている。福島は海のもの山のもの全ておいしかった。もっと福島を知っていただきたい」と呼びかけた。タレントが原発問題などの話題をためらう風潮を残念がりつつ、「どんどん発信していく動きがあってもいいのでは」と話した。

まずは福島全体のことを知ってもらいたいとし「ツアーが組めたらいいなと思う。空き地だと思っていたところが町があったんだと知ると、津波や地震の被害、大きさが分かる」と実感を込めた。

16日には宮城、福島両県で震度6強の大きな地震が発生。福島に住む友人知人に連絡を取ったといい、竹山は「幸い大丈夫だったと。今回大きな津波はなかったけれど、津波は怖いなと話をしました」と改めて語った。