参院選の東京選挙区(定数6)に立候補しているれいわ新選組の山本太郎代表(47)が25日、東京・錦糸町駅南口で街頭演説した。

一般からの質問を受け付けながら、返答していく街頭演説のスタイルを貫いてきているが「衆院議員のバッジを捨てて、この参院選で落選したら、どう言い訳をするんですか」との声が出た。山本氏は「言い訳なんてしようがない。支持が得られなかった、で終わりです」と話し「2021年秋に衆院議員になりました。なんでバッジをはずしたのかの説明が必要だと思います」と聴衆に語りかけた。

山本氏は「この参院選が終わったら、3年間国政選挙がない。この30年間暴走し続けてきたこの政治がさらに3年暴走するということになる。だから、小さい力かもしれないけれど、そこに歯止めをかけるためにも参院選に出る必要があったんです」と説明した。

さらに「今、れいわは参院で2議席を持っている。新たに3議席取れて5議席になれば、法案を提出できる」と手振りを交えて話し「さらに8議席増えて計10議席の2ケタになれば本会議場、国会で一番でかい会議室で代表質問ができる。全閣僚と総理大臣にモノがいえるようになるんです」と言葉に力を込めた。

山本氏は「この参院選が終わったら、消費税率は19%になりますよ、労働環境はさらに破壊されるし、憲法改定されて、外交交渉においても好戦的な立場をとって、米中の緊張状態の最前線に立たされるかもしれない。そんな日本は見たくない。させたくない。だから参院選に出るんです」と訴えた。