福島県の内堀雅雄知事は3日の定例会見で、3月28日に亡くなった音楽家の坂本龍一さんに、哀悼の意を評した。坂本さんは東京電力福島第1原発事故で甚大な被害を受けた福島県を、音楽活動を通じて支援する活動を続けてきた。

内堀氏は「突然の訃報に接し、驚きと同時に大変残念でなりません」と切り出した。「未曽有の複合災害で甚大な被害に見舞われた福島の県民に寄り添い、音楽を通じた復興支援に力を尽くしてこられた」とした上で、2011年8月に福島市で開かれた野外イベントでのピアノ演奏や、被災3県の出身者らによる「東北ユースオーケストラ」の結成に尽力したことに言及。「記憶の風化が進む中、心の復興のともしびを消すことがないよう、温かいご支援をいただいてきた。福島に思いを寄せ、県民に寄り添い、音楽の力で勇気と希望を届けていただいた」と述べ「県民を代表して、心からありがとうございましたと感謝の意を表したい」と、感謝の思いを伝えた。

「これからもそのすばらしい音色とともに、福島県が復興する姿を見届けていただきたかった、それだけに残念でなりません」とも語った。