自民党の高市早苗総裁が首相に就任したニュースが、韓国でも話題となった。22日までにほとんどの韓国メディアが「日本初の女性首相」などの見出しで報じた。

朝鮮日報は「高市新首相が就任直後の記者会見で『韓国は日本にとって重要な隣国』とし『重要なパートナーである日韓関係の重要性はさらに高まっている。李在明(イ・ジェミョン)大統領との会談を希望し、きちんと意思疎通を図っていく』と述べた」と報じた。

また同メディアは「高市新首相は今月末、(韓国南東部)慶州(キョンジュ)アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、李在明大統領と初めて会う予定だ。李大統領もこの日、ソーシャルメディアに高市首相選出を祝うメッセージを載せ『慶州で建設的な対話ができることを期待する』と述べた」とも伝えた。

さらに「高市首相は普段、韓国ドラマと食べ物を楽しむことで知られている。会見では、韓国の憂慮を意識したような冗談も言った。『韓国で一部憂慮があると言ったが、私は韓国ののりも好きで、韓国ドラマも見ている』とし『今後、韓国大統領と会う日を非常に期待している』と明らかにした」と、高市氏の韓国のり発言も紹介した。

また公営放送MBCは22日「日本史上初めて女性首相となった高市早苗新首相は当初、自分の内閣に女性人材を多数起用する意向を示したが、現実の壁にぶつかった。21日午後の内閣人選発表の結果、長官18人のうち女性は、財務相と経済安保担当相の2人だけだった」と伝え、一時6人起用かと報じられた女性閣僚が結局は2人だったことも紹介した。

また「4日に自民党総裁に選出された高市新首相は、26年間自民党と協力関係にあった公明党が連立政権から離脱して危機を迎えたが、20日に野党第2党の日本維新の会と手を握り、起死回生した」と、公明党の連立離脱からの連立枠組みをめぐる混乱の経緯も紹介。その上で「しかし、本当の困難はこれからが始まりだ。物価上昇と賃金格差拡大など、民生問題に対する解決策を出さなければならず、手を握ったばかりの緩い連立政府を導かなければならない。また、連立をしても依然として過半数にならない少数与党であるだけに、国政運営が順調ではない展望だ。特に連立合意書に含まれている衆議院議員の定数を10%減らすことについては、与野党ともにすでに批判が出ている」と報じている。