小田急箱根と小田急電鉄は27日から4月22日まで、神奈川・箱根エリアの宿泊施設、美術館、飲食店と協力して「箱根スイーツコレクション 2026」を開催する。箱根、いや日本を代表するパティシエ、シェフらが創意工夫し、イチゴの桜の葉など季節の素材と伝統の技術を生かし、各店舗が創作スイーツを数量限定で用意する。その試食会が25日、神奈川県箱根町の「湯本富士屋ホテル」で行われた。

昨年の32店舗から今回は35店舗に増加。「春の箱根で宝探し きらめきスイーツ」をテーマに、主要ターゲットである10~30代の女性に働きかける。しかも、日帰りは東京・新宿からロマンスカーを往復で利用すると1人最大2040円、宿泊は選択できるホテルなどの条件により同8040円と、過去最大で割り引きするプランも用意している。

このイベント、2008年(平20)に初めて開催された。コロナ禍による中断を経て一昨年、5年ぶりに復活した。昨年は1万食を超えるスイーツが売れたという。これに加えて鉄道、宿泊、食事にお土産購入など、数多くの観光経済効果が見込める。

箱根町の勝俣浩行町長は、「コロナ前に約2000万人を数えた観光客は、コロナで半減し、一昨年ようやく2000万人に回復した。円安基調で、復調の大半は訪日外国人(インバウンド)。日本人の戻りはまだ弱いが、アフターコロナでは若い人の姿も目立ち始めた。シニア層などのリピーターを大切にしつつ、若い人に向けたPRをして、新しい観光客層を取り込んでいきたい」と話した。

季節的にはちょうど冬から春の端境期。3月下旬になれば桜が咲く。以下、新緑、避暑、紅葉、今は少なくなったかもしれないが泊まりがけの忘年会や新年会と春夏秋冬、柱になる風物詩がある。豊かな自然、温泉、美術館や海賊船などの遊興施設といった観光資源もある。この時季は卒業記念などで若年荘も動き出す。スイーツで地方創生、にぎわい創出につなげる。