高市早苗首相は16日の参院予算委員会で、安定的な皇位継承をめぐり、現行法制下で女性天皇は認められるかとの質問に、「皇室典範は、皇位は皇統に属する男系男子がこれを継承すると定めてあるので、認められません」と述べた。
立憲民主党の蓮舫参院議員の質問に答えた。
蓮舫氏は冒頭、「現行法制で、愛子さまは皇位を継承できますか」と質問。内閣官房府の担当者の答弁を踏まえ、「憲法で、皇位は世襲と定められ、皇室典範では男系男子。現行法規で愛子さま、女性天皇は誕生できません」とした上で、「維新と自民党の連立政権合意と総選挙の公約に掲げた皇室典範改正では、女性天皇は認められますか」と高市首相にあらためて問うた。
これに対し、高市首相は「皇室典範は、皇位は皇統に属する男系男子がこれを継承すると定めており、認められません」と述べた。
過去の国会答弁で、自身が女性天皇について否定していないと指摘を受けると、「過去に男系の女性天皇がいらしたことは歴史的事実ですから。過去の女性天皇を否定してしまうことは不敬に当たると考えるから、そう申している」と説明した。
一方、蓮舫氏は、「世論は6割、7割、8割、『愛子天皇』を認めるという声があります。女性天皇容認とも。総理は女性天皇(を認めること)への法改正に歩みを進めることはありますか」とも問うたが、高市首相は「悠仁親王殿下の次代以降の皇位継承について、具体的に議論するには機が熟していない。かえって皇位継承を不安定化させるとも考えられるということで、政府の有識者会議の報告も、今上陛下、秋篠宮皇嗣殿下、次世代の皇位継承資格者として悠仁親王殿下がいらっしゃることを前提に、『この継承の流れをゆるがせにしてはならない』となっている」と主張。「内親王、女王が婚姻後も皇族の身分を保持することも提案された。報告書を政府としては尊重しているが、国会でご議論いただき政府に意思を示していただき、その上で法制化を進め法律案を提出するということになろうかと存じます」と応じた。

