今週、「単勝取ったぞ、50万!」と直電を入れてきたのは単複専門の馬券師T(59)。12日東京のプラタナス賞で5馬身差圧勝のウィンターブリーズの単勝(190円)を射止めて喜び爆発。「本当は手堅く複勝に帯封も考えたが、未勝利の内容(2歳レコードで快勝)からここも突き抜けると思ってさ。やっぱ馬券は強い馬の単勝に限るよな。がははは」。ちなみに私は、他人の気がしないリーチツモドライチの複勝で勝負しましたが、裏ドラが乗らずに惜敗(同馬は逃げて4着)。ノーステッキで突き抜けた勝ち馬に直マークされては脱帽です。
学生時代、東京競馬場から5分圏内に下宿していたTは、強い馬に分厚く張る馬券で多重債務者に。ただ、一緒に観戦した03年有馬記念ではシンボリクリスエスの単勝に夏のボーナスをぶち込み、無理やり台東区のソ●プに連行されたこともありました。「とにかく安心して見ていられる強い馬に張るのが俺の流儀。秋華賞のモンローウォークも直線で突き抜けるから、まあ見ていてよ。迷わず先週の収益分を突っ込みますよ」。
1番人気必至のモンローウォークはG1未出走ですが、過去4戦のトータル着差は11馬身半。同じ4戦4勝から秋華賞を制した06年カワカミプリンセスと20年デアリングタクトのデビュー4戦の合計着差は4馬身と7馬身半ですから、モンローウォークが未知の魅力を秘めているのは確か。「秋華賞(京都)の日に東京競馬へ行かないか。久々にソ●プに連れて行ってやるぞ。むふふふ」。残念ながら今週末から名古屋へ長期出張のため、魅力的? なお誘いはきっぱり断りました(笑い)。
余談ですが、JRAのG1レースの最大着差は03年のジャパンC(タップダンスシチー)と有馬記念(シンボリクリスエス)の9馬身。障害G1(級)では92年中山大障害・春(シンボリクリエンス)の約50馬身差を中山でTと目撃しました。競馬に目覚めた80年代にあこがれた米3冠馬セクレタリアトは73年ベルモントSで31馬身差圧勝。強い馬が強い競馬で勝つ-。これこそ競馬の最大の魅力です。今週はモンローウォークの震えるような圧勝劇、そしてTの財布のふくらみ具合に注目しています。



