香港の2025/26年シーズンが7月15日(水)のハッピーバレー競馬場開催で終了しました。それに先立つ10日(金)には選考委員の投票により決定される年度代表馬、最優秀4歳馬、同短距離馬、同マイラー、同中距離馬、同長距離馬、最高成長馬と最優秀騎手、それにファン投票によって決定される最高人気馬、最高人気騎手の発表と表彰が行われました。年度代表馬はカーインライジングとロマンチックウォリアーが史上初の同時受賞。カーインライジングは昨シーズンに続く年度代表馬受賞、ロマンチックウォリアーは短距離を除く3つ距離別でチャンピオンを独占しています。

2025/26年シーズンの受賞人馬は以下の通りです。


【年度代表馬】 カーインライジング ロマンチックウォリアー

【最優秀4歳馬】インヴィンシブルアイビス【最優秀短距離馬】カーインライジング

【最優秀マイラー】ロマンチックウォリアー

【最優秀中距離馬】ロマンチックウォリアー

【最優秀長距離馬】ロマンチックウォリアー

【最優秀グリフィン】ホットデライト

【最高成長馬】インヴィンシブルアイビス

【最優秀調教師】キャスパー・ファウンズ

【最優秀騎手】ザカリー・パートン

【トニー・クルーズ賞】ジェリー・チャウ

【最高人気馬】カーインライジング

【最高人気騎手】ザカリー・パートン

2歳及び3歳馬を対象とする最優秀グリフィンに選出された、ホットデライト(セン3、父トゥーダーンホット、K・ルイ)は、シーズン5戦4勝。シャティン競馬場で1月にデビューして、芝1200メートル戦を3連勝、クラスが上がった4戦目は残り50メートルで3頭に交わされて4着に敗れましたが、6月のクラス2のハンデ戦(芝1200メートル)では好スタートから一度、馬を下げて直線で一気に差し切り勝ち。距離延長に向けて収穫ある勝ちっぷりでした。レーティングも37ポイント上げて、89ポイントでシーズンを終えました。

最優秀4歳馬と最高成長馬はインビンシブルアイビスが受賞しました。今シーズン5戦4勝で迎えた香港4歳シリーズは初戦の香港クラシックマイルが6着、続く香港クラシックカップが2着と不完全燃焼でしたが、距離を2000メートルに伸ばした香港ダービーでは中団を追走し、直線で息の長い末脚を繰り出して優勝しました。一線級と初対戦となった4月のG1チャンピオンズマイルは直線追い込んで4着。勝ったマイウィッシュ、2着キャップフェラ、3着ドックランズ(英G1ウィナー)と差のない競馬をして、手ごたえをつかみました。

シーズンの通算成績は9戦5勝、2着1回。レーティングは55ポイントから112ポイントとなって最高成長馬のタイトルも獲得しました。ロマンチックウォリアーの次の中距離王が望める逸材です。

(ターフライター奥野庸介)

※レース成績等は2026年7月16日現在