最強馬に女王が挑む。3冠牝馬リバティアイランド(牝3、中内田)を所有するサンデーレーシングの吉田俊介代表が、天皇賞・秋連覇を衝撃のレコードで飾ったイクイノックス(牡4、木村)に挑戦状をたたきつけた。
吉田代表は「イクイノックスはすごく強いですね。ジャパンC(G1、芝2400メートル、11月26日=東京)はオルフェーヴルとジェンティルドンナの時のように、ファンのみなさんに盛り上がっていただけるでしょうし、私自身も楽しみです。こういった注目されるレースをつくっていけるようにしたいですね」とにこやかに語った。
最強4歳馬に3歳女王がぶつかる構図は11年前を思い起こさせる。12年ジャパンC。世間の注目はオルフェーヴル対ジェンティルドンナに集まっていた。凱旋門賞2着馬オルフェ、3冠牝馬ジェンティルは当然上位人気に支持された。直線は火を吹くようなたたき合い。馬体の接触もあった。同じ黒、赤十字襷、袖黄縦縞のサンデーレーシング所有馬による決戦。ゴールでは鼻面が並んでいた。検量室に引き揚げてきた2頭の関係者、他のライバル勢も固唾(かたず)をのんで判定を待った。わずか鼻差。結果はジェンティルドンナが11年3冠牡馬に先着していた。
4週間後の11月26日。あの興奮がよみがえるような、胸躍るレースがやってくる。イクイノックスを所有するシルクレーシングの米本昌史代表は「(夏場の休養で)芯がまたひとつ入ったと思いました。ブレがなくなり、さらに体が成長してくれたのがうれしかったです。パドックの歩きを見ても、メンタルも成長していて、木村師もすごくメンタル面の成長をほめていました。とにかくこのレースの後、よくケアをしてジャパンCに無事向かってほしいと強く思っております」と、予定通りジャパンC参戦を明言した。
秋華賞前の今月13日に発表された「ロンジンワールドベストレースホースランキング」はイクイノックスがレーティング129ポンドで世界1位、リバティアイランドは同120ポンドで同29位タイ。来月更新される2頭の数字も興味深いが、世界中のホースマンが注目する対戦になることは間違いない。

