1番人気キリンジが直線で抜け出し、転入初戦を重賞初制覇で飾った。勝ちタイムは2分49秒8。笹川翼騎手(30)はこのレース初制覇、渡辺和雄調教師(53)はユーロビートで制した17年以来2勝目となった。

適鞍を求めての移籍が見事にはまった。中央、兵庫で勝ち切れない競馬が続いたが、道中7番手から勝負どころで一気に動くと、最後はミヤギザオウに6馬身差。広い大井の長距離で圧勝した。「スタミナがあるのは分かっていた。そこを最大限に生かそうと思って少し早めのスパート。結果それもうまくいった」と鞍上。桁違いの強さだった。

渡辺和師は「まだまだこれから伸びしろ十分。条件さえ合えば今日のような強い競馬ができると思う」と今後に手応え。次走は「権利をもらったので」と3月12日船橋のダイオライト記念(Jpn2、2400メートル)を中心に適鞍を探すことになりそうだ。【牛山基康】

■キリンジ▽父 キズナ▽母 タイムピース(ルーラーシップ)▽牡5▽馬主 岡浩二▽調教師 渡辺和雄(大井)▽生産者 株式会社サンデーヒルズ(北海道新ひだか町)▽戦績 19戦4勝(うち中央9戦2勝)▽総獲得賞金 1億2315万円(うち中央1455万円)▽馬名の由来 麒麟児。優れた才能を持ち将来が期待される若者。母名より連想

●勝負服

<ミヤギザオウ=2着>石崎騎手 前回乗って、掛かり具合を知れたのが今回につながりました。もう少しためるイメージで乗ってうまくいったけど、勝った馬が強かった。

<ヒーローコール=3着>矢野騎手 スタートが決まって自分のリズム。最後まで粘っていますし、この馬らしい走りができたんじゃないかな。

<ヴェルテックス=4着>阿部騎手 スタートを上手に出たけど外枠でしたからね。内枠だったら、じっとできたかなと。直線じわじわ来て頑張ってくれた。