今春で引退する調教師が語る連載「明日への伝言」の第6回は、美浦・石毛善彦調教師(70)が思いを語る。祖父彦次郎さん、父善衛さんは旧八大競走を優勝した騎手で中山競馬場で生まれ育ち、開業後は「1頭1勝」の志を胸に30年間走り続けた。【取材・構成=岡山俊明】
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杉原誠人騎手は「石毛先生にはかなりの数を勝たせてもらいました(10勝)。ビリーバーのアイビスSDは一生、心に残る。あの一瞬の加速力を出せる馬はなかなかいない。コントロールが難しく一筋縄ではいかない性格でしたが、厩務員さんも助手さんも一生懸命で、その思いに応えたかった。僕も重賞を勝っていなかったし、石毛先生もミルファームも初めて。優勝レイは厩舎カラーのピンクでした。結果を出せてうれしかったですね」と思いを語った。

