帝王賞当日、東京シティ競馬の公式ユーチューブチャンネル番組「ウマきゅん」に出演した音無秀孝元調教師(71)が熱い“音無節”で番組を盛り上げた。
3月に定年で調教師を引退し、先日はJRAの顕彰者に選出された名伯楽は7Rから同番組に登場。その知識と面白いトークでファンをうならせた。メインの帝王賞のレース前に注目馬を聞かれると、「ミッキーファイトに注目しています。ミッキーロケット、ミッキーアイル…、お世話になった馬主さんですから。でも、今日はノットゥルノを応援するためにここに来たようなものなので」とかつての管理馬で勝負することを明言。「ユタカ(武豊騎手)が真面目に乗ってくれさえすれば(笑い)。(馬券は)14の単勝です」「調子はいいかもしれないけど、年齢的に上積みはどうかな」「外枠はいい。揉まれなかったら走るんですよ。白砂も名古屋の白砂はぶっちぎって勝ちましたからね」「ノットゥルノ、今日はいきますよ、気分よく」「中東に行くと、検疫が必要になるので(間隔的に)帝王賞は近いんですよ。暑いから調整は難しいんですよね」「(本命は)ノットゥルノにしたけど、(勝つのは)ミッキーファイトでどうしようもないかな。ミッキーの相手探しだな」と思うままに自身の見解を語り、競馬関係者にはおなじみの“音無節”をさく裂させた。
馬券について、音無元師がボードに書いた買い目は「ノットゥルノの単勝1万円」と「ミッキーファイトからノットゥルノへの馬単1万円」の2点。「これで勝負です。やっぱりミッキーファイトは強いもん」とノットゥルノの勝利を願いつつ、冷静にミッキーファイトの強さも解説した。
レースは大外枠からスタートしたノットゥルノが好位に控える形。音無元師は「ほら、(ゲートを)出た。揉まれないからこれでいいんですよ。ハナに行こうとすると、脚を使っちゃうからこれでいいんです」とニヤリ。最終コーナーで先頭のミッキーファイトにウィルソンテソーロ、ノットゥルノが並びかけて最後の直線を向くと、それまで冷静だった音無元師は「ノットゥルノ! 単勝1万、来い」と声を出し、直線半ばでは「まだわからん! まだわからん!」と興奮気味に勝利を願う声援を送っていた。
ノットゥルノは敗れたものの、5番人気で3着を確保。馬券は外れたが、音無元師の予想には他の出演者から賛辞が送られた。レースの予想、解説だけにとどまらず、さまざまなレースの仕組み、競馬の知識、雑学などを語り尽くした音無元師。視聴者からの質問にもざっくばらんに答え、「最強馬は?」という問いには「クリソベリル」、「好きな騎手を教えてください?」という問いには「武豊です」と即答。「好きな阪神の選手は?」という問いには「今やったら、中野かな」と答えた。
番組のチャット欄には「音無先生の話、すごく勉強になる」「音無先生、また出てほしい」「こんなに面白い人だったなんて」「毎週出演してください」と競馬ファンから熱烈なラブコールが送られた。

