JRAの定例会見が15日に大阪市内で行われた。

この中で6日の英ダービーで物議を醸した1番人気馬の出走取り消し問題について質問が飛んだ。

同レースでは1番人気馬ベンヴェヌートチェッリーニ(牡3、A・オブライエン)が後肢をゲートに引っかけた状態でスタートが切られ、10位で入線した。エプソム競馬場の裁決委員は「公正なスタートを切られなかった」と判断して、発走から20分後に同馬を出走取り消し(ノンランナー)とした。

この日の会見では「仮に当該競走をJRAで海外馬券発売していた場合、その取り扱いはJRAホームページにある通り返還となっていたのか」と問われた。

回答したJRAの松窪隆一理事は、英国では「裁決委員は馬が公平なスタートを切る機会を奪われ、その勝機に重大な影響を及ぼした時にはノンランナーと宣言することができる」という規定があるため、仮にJRAで海外馬券として発売していた場合は「レース主催国である英国のルールに従う旨を本会(JRA)のホームページでもお知らせしておりますので、英国の規定に準じた対応になろうかと思われます」と説明した。

また、JRAでの「ノンランナー制度」導入については「この制度はパリ協定(競馬と生産及び賭事に関する国際協約)に明記されている制度でございまして、競馬を主催する多くの国でも導入されております。ですので、今後この制度の研究を進めていく中で日本への導入の是非については検討してまいりたいというふうに考えています」と回答した。