07年ジャパンCなど国内外でG1を3勝したアドマイヤムーンが病気のため永眠した。ダーレージャパンが7日、公式Xで発表した。23歳だった。
そのJCと同年の宝塚記念をともに勝利した岩田康誠騎手(52)は「(自身のJRA移籍後)初めてG1を勝たせてくれたのがムーンでした。感謝しかないですね。どっしりしていて、すごい瞬発力のある馬でした」と振り返った。
同騎手自身、兵庫県競馬所属時にデルタブルースで04年菊花賞を制していたものの、06年のJRA移籍後のJRA・G1初制覇はムーンで挙げた07年宝塚記念。「お世話になった松田先生(松田博資元調教師)の管理されていた馬ですし、そのつながりを作ってくれた馬でした」と感謝した。
07年天皇賞・秋では、不利もあって6着に敗戦。「悔しいレースでした」と今も話す一戦だが、その次走のJCで雪辱した。その2戦はムーンがダーレージャパンに約40億円でトレードされた後のレース。「(ダーレージャパンの)あの勝負服で勝った唯一のレースでしたね」と岩田康騎手も懐かしんだ。
種牡馬としてはファインニードル、セイウンコウセイ、ハクサンムーンなどスプリンターを多く輩出。「ムーンに似た(中長距離)タイプももっと出るかと思いましたが、短距離馬が多かったですね。あの瞬発力とかスピードが伝わったんでしょうね。長い間、お疲れさまでしたと改めて伝えたいです」と現役時代、種牡馬時代の活躍に思いをはせ、旅立ちを悼んだ。

