日本代表のロコ・ソラーレが日本カーリング史上初の銀メダルを手にした。

英国に3-10で敗北。18年平昌五輪3位決定戦で勝利した相手に負けたが、誇れる銀で2大会連続のメダル獲得となった。

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10年にチームを創設した本橋麻里代表理事(35)は、銅メダルだった平昌五輪を上回る成績を残したチームについて「みんなの努力と願いが形に残った」とコメントを寄せた。

ここまでの道のりは平たんではなかったが、全員で苦難を乗り越えてきたと強調する。「銅メダル獲得後の1年は、重圧や環境の変化というつらさがあった。2年目は勝ちきれないつらさ。3年目はコロナ禍のつらさ。それぞれ異なる苦しさをみんなで味わったから今がある」と実感を込める。

大会前には吉田知と電話をした際に「メダルが欲しいと応援してる人は誰もしない。ロコ・ソラーレのカーリングが見たい」と伝えた。伸び伸びとプレーしてもらいたい一心だった。

18年秋にチームを法人化した。「自分の故郷に誇りを持ってくれる子どもたちが増えた」。育成チームとして若い年代のロコ・ステラも結成した。今後も地元の活性化に貢献していく。

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