【ミラノ22日=木下淳、藤塚大輔】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の閉幕に際し、日本オリンピック委員会(JOC)の橋本聖子会長(61)が市内のメインプレスセンターで会見し、躍進の出身団体スケートを祝福した。

スピードで、本命の女子1500メートルこそ6位だったものの、銅メダル3個で個人最多を自己更新する通算10個目を積み上げた高木美帆(31=TOKIOインカラミ)について心を寄せた。

「昨日、記者会見(チームジャパンハウスのメダリスト会見)の後、メダルを見せてもらったんです。ちょっと、感極まって泣いてしまいまして。私自身、この競技をやってきた1人として、本当に高木選手には敬意と感謝という言葉だけでは尽くすことのできない思いを、まず抱いているところです」

称賛、ねぎらいは続き「今後どのようにしていくのか、もありますけれども、彼女が切り開いてきた…15歳での初出場(10年バンクーバー大会)から、あらゆる困難を乗り越えて(高木が立ち上げた)『TeamGOLD』で達成したことも。そして最後、狙った1500メートルでは金メダルを達成できなかったけれども、やるべきことをしっかりとやった彼女の姿勢に…彼女がいなければ、今のスピードスケート界というものは、ここまで成り立ってこなかったんだろうなと思います」とたたえた。

一方で「どうやって、これから彼女の素晴らしい成果を継承していくか」と言葉を重ね「スケート連盟とJOCがどのように連携して強化体制を整えていくのか。これからになりますけれども、彼女が築かれたものが、もっと素晴らしいものになっていくように頑張っていく。そのことが美帆さんへの感謝になれば」と思いをはせていた。

自身は3度目の出場となった1992年アルベールビル五輪の女子1500メートルで銅メダルを獲得。冬のスピードスケートだけでなく、自転車も含めて夏冬7大会に参加し「五輪の申し子」と呼ばれた。