初出場の千葉百音(もね、20=木下グループ)は、フリーで143・88点、合計217・88点として4位。メダル獲得はならなかった。

軽微な回転不足を取られながらも、全7本のジャンプを着氷。3本のスピンとステップシークエンスでも最高判定のレベル4を獲得するなど健闘した。表彰台まではわずかに1・28点届かず。「言い表しがたい、すごい複雑な悔しさってところはあるんですけど、このオリンピックの舞台で、感謝しながら自分らしく落ち着いて演技できたっていうのは、ほんとにこの先にすごく生きてくる素晴らしい経験だった」と胸を張った。

銀メダルの坂本花織(シスメックス)とは、試合後に抱擁を交わした。言葉は交わさずとも、涙があふれた。3度の五輪を経験した日本のエースは今季限りで現役を退く。「目に焼きつけておこうって思っていた。自分も忘れられないスケーターになりたいなって思った」とその勇姿を胸に刻んだ。

初の夢舞台は「幸せだった」。4年後は、さらなる高みを目指す。「全エレメンツにおいて、もっと最強になっていきたいです」と決意を込めていた。

◆千葉百音(ちば・もね)2005年(平17)5月1日生まれ、仙台市出身。東北高を経て、24年から早大。4歳の時にアイスリンク仙台で競技を始め、23年5月に練習拠点を京都に移して木下アカデミーに所属。趣味は読書と刺しゅう。身長156センチ。

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