男子500メートル日本記録保持者の新濱立也(29=高崎健康福祉大職)は34秒46で日本勢最上位の6位だった。「結果は振るわなかったですが、自分のやりたいことはやりきったなという思いでいます」とすがすがしく言った。

4年前の追われる立場から、追う立場になった。メダル候補として臨んだ前回の五輪は500メートルで20位、1000メートルで21位。大一番で結果を残せなかった。以降の4年を「山あり谷ありで、谷の方が多かった」と振り返る。

24年3月に腰椎を骨折し、昨年4月には「死亡事故レベル」の交通事故で顔面骨折。さらに10月の全日本距離別選手権では右内転筋を負傷。大会前には「事故の影響、ケガの影響は正直もうない」と明かしていた。試合後、こみあげるものがあったのか、目に涙をにじませた。

気持ちをすぐに切り替え、次の五輪を見据えた。「メダルには届かなかったんで、2030年、もう1回、4年後チャレンジしたいなという思いがある」と宣言。「明日から次の4年間どう過ごすかを真剣に考えながら、しっかり若手に食らいつける実力を4年間でどこまで引き上げれるかをやりたいと思っています」と前向きに話した。