【ギュイヤンクール(フランス)=木下淳】五輪初出場の山下美夢有(23=加賀電子)は惜しくも4位だった。3打差3位で出た最終日を5バーディー、2ボギー、2ダブルボギーの73と1つ落として回り、通算6アンダーの282でフィニッシュ。金と4打差、銀とは2打差、望みをかけた銅と1打差でメダルを逃した。

前半、一時は首位に浮上した。山下、コら3人が8アンダーで首位に並ぶ。しかし、伸ばしたい9番で痛恨のダブルボギーをたたいた。16番でも2度目のダブルボギー。「風ですね。8番でピンの左を狙ったんですが、思ったより出なくて…」というショットが短くなり、池に落として「やっぱり9番のダボと16番のダボが、もったいなかったな」と悔しがった。

初五輪の4日間については「すごい楽しかったですね。なかなかないんで。やっぱり元気をもらえたというか、いつもと違った雰囲気だったので、すごい楽しかったな」と振り返りつつ「でも結果は4位。やっぱりメダルを取らないと…。あんまり。そこを目指して今週はやっていたんで、この結果は…」と笑顔はなかった。

28年ロサンゼルス五輪に向けては「やっぱり、その気持ちも強いです。でもまだ試合も続きますし、メジャーもあるので、そこでしっかり勝てるようにしていきたい」と気丈に語った。

その後、小林浩美会長に抱擁されると、こらえ切れずに涙。小林会長は「素晴らしかった。金メダルのゴルフをしていましたね。抱いた時には『よく粘って頑張りました』って言いました。『次、頑張る』って返してくれたので、ホント偉い。ご苦労さまって言いたいです」と世界で堂々4位の成績をねぎらっていた。

10アンダーのリディア・コ(27=ニュージーランド)が念願の金メダル、8アンダーのエスター・ヘンゼライト(ドイツ)が銀メダル、7アンダーの林希■(■は女ヘンに予)(中国)が銅メダルだった。前回2021年の東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧に続く、日本勢2大会連続の表彰台には1打差で届かなかった。