リオデジャネイロ五輪に出場した日本選手団が22日、リオデジャネイロから日本へ帰国の途についた。メダル総数は史上最多の41個。晴れやかな表情が目立ち、出発前に空港で取材に応じた陸上男子400メートルリレー銀メダルの日本の最終走者、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)は「メダルをもらって実感が湧いた」と達成感を漂わせた。

 リレーメンバーの表情はそれぞれ。山県亮太(セイコーホールディングス)は「すごい価値があることをやった」と感慨深げで、桐生祥秀(東洋大)は「メダルは思っていたより重かった」。使用したバトンは日本陸連に贈られるとあって飯塚翔太(ミズノ)は「みんなでサインして、飾れればいい」と語った。

 女子レスリングの金メダリスト4人は対照的だった。58キロ級で4連覇した伊調馨(ALSOK)が「ゆっくりしたい。(今後のことは)忙しすぎて考えられない」と言えば、63キロ級の川井梨紗子(至学館大)も「まずはリフレッシュしたい」とやり切った様子。一方で、48キロ級を制した登坂絵莉(東新住建)は「帰ったら早く練習したい」、69キロ級優勝の土性沙羅(至学館大)も「これからもしっかり練習していきたい」と元気いっぱいだった。