日本記録を上回る自己ベスト(51秒71)を持つ青木アリエ(日体大4年)が、卒業後も現役続行すると明かした。
2組目に登場し、第6レーンを走り、55秒00の5着。全体5位で終えた。
その後、「4年間出場させていただいた大会なので、これから社会人になっても陸上を続けるので、また出られたらいいな」と現役続行を口にした。
実業団か大学院進学など具体的な進路については「お楽しみに」と言及はしなかった。
元々は「日本選手権を優勝して、アジア大会に選ばれていたら、もうやめてもいいかな」と考えていた。
しかし、続行のきっかけは体調不良で本命種目を欠場した今年6月の日本選手権だった。
「今まで続けないって感じだったんですけど、日本選手権で嫌な思い、悔しい思いをしたので、改めてまたアジア大会や世界陸上を目指してもう一度、頑張っていけたら」と話す。
青木は、旧姓フロレスとして昨年5月の静岡国際で51秒71をマークして優勝。日本記録を0秒04上回ったが、当時はペルー国籍だったため認定されなかった。
同年6月に日本国籍を取得し、挑んだ日本選手権では3着。9月の世界選手権東京大会混合1600メートルリレー代表の一員にもなった。今年5月の関東学生対校選手権(関東インカレ)では400メートルで3連覇を達成していた。
6月の日本選手権100メートル予選2組に出場。12秒03(向かい風0・2メートル)で組最下位の8着となった。その後、体調不良となり、本命種目400メートルを欠場していた。
次戦は9日開催の富士北麓ワールドトライアル(山梨県富士北麓公園陸上競技場)200メートルに出場。今後は9月の日本学生対校選手権(インカレ)400メートル3連覇を目指す。
「4年間見てくださった大塚光雄先生と世界陸上で選ばれても出場できず、2人して悔しい思いをした。今年はアジア大会を目標にやってきたんですけど、体調の面でかなわなかったので、また世界陸上だったり、オリンピックなどを目指して、一緒にいい結果を残していけたら」
恩師と苦い記録を払しょくするため、学生最終シーズンを全力で駆け抜ける。

