男子シングルスで桃田に次いで東京五輪代表入りを目指す常山幹太(24=トナミ運輸)が、兄の明良(26=三菱自動車京都)を2-0で下した。公式戦では常山家通算3度目、全日本総合では初めての兄弟対決に、「試合の時は、お兄ちゃんじゃなく1人の対戦相手選手として見ている。やるべきことをやれた」とうなずいた。

兄弟いずれも滋賀・草津中から東大阪大柏高に進み、バドミントンに打ち込んできた。2人の相似点ついて聞かれた幹太は、「性格は似ている方だと思う」。ちなみにS/jリーグの選手名鑑では、自身の性格について弟・幹太は「明るい」、兄・明良は「自己中」とそれぞれ回答している。

クリスマス・イブに実現した日本最高峰の大会での直接対決。兄弟や家族で過ごしたクリスマスの思い出について話題が及ぶと、幹太は「兄貴も高1からずっと寮で、正月とかにしか帰ってきていなかった。中学生の時の記憶とかあまりないし…」と苦笑いを浮かべた。

明良によれば、弟に最後に勝ったのは高校3年の時で、「それ以降は勝てなくなった」。また対戦したいかと最後に問われた兄は、「うーん…。当たるならば頑張りたい」とコメントした。