大リーグ機構(MLB)と選手会は28日、東京五輪にメジャー40人枠に登録されている選手の出場を認めることで合意した。これで野球代表チームに、トップチーム26人以外の“準メジャー”級の選手を加えることが可能になり、北米や中南米から五輪に駒を進めるチームは、金メダルを目指す侍ジャパンにとって手ごわい敵となる。

米国代表チームは3月22日から米アリゾナ州で行われる米大陸予選で五輪切符獲得を目指しており、出場選手規定はこの予選でも適用。各球団の許可が得られれば、これに若手有望株選手を集めることも可能だ。ベストメンバーをそろえられれば、昨年11月のプレミア12で活躍したエンゼルス大谷の同僚で将来を有望視されているジョー・アデル外野手(20)らが名を連ねる可能性もある。五輪出場が決まれば、これにメジャー26人枠に入っていないベテランやオリックスのアダム・ジョーンズ外野手(34)ら米国以外でプレーするベテランスター選手と若手による混合チームが結成されることになりそうだ。