大坂なおみ五輪延期語る「21年に日本の美しさを」

女子テニスで、2度の4大大会優勝を誇る大坂なおみ(22=日清食品)が28日、延期になった東京オリンピック(五輪)について、自身のSNSで熱い思いを、日本語と英語でつづった。

延期については「残念という言葉だけでは言い表せない気持ちです。皆さんは、私にとって、オリンピックがどれだけ重要かご存じだと思います」と、東京五輪への意欲を見せた。そして、「しかし、今、私たちがしなければいけないことは、スポーツを救うことではなく、世界中の人々が人種や国籍の壁を越えて、数多くの命を救うことです」と、延期に理解を示した。

最後に「日本の皆さん、2021年に、私たちの国の美しさを世界の皆さんに見せましょう」と、日本にエールを送っている。

大坂がSNSにアップした全文は以下の通り。

 

オリンピック延期のニュースが報道された数日前から、この思いをどうやって皆さんに伝えられるかずっと考えていました。残念という言葉だけでは言い表せない気持ちです。サポーターの皆さんは、私にとって、母国である日本で開催されるこのオリンピックが、どれだけ重要な意味を持っているのかご存じだと思います。安倍首相とIOCの決断は非常に難しいものだったと思いますが、私をはじめ、すべてのアスリートたちは2021年の舞台に向けてトレーニングに全力を注ぐことと思います。

スポーツは人々の心を繋ぎ、感動を与えるパワーがあります。しかし、今私たちがしなければいけないことはスポーツを救う事ではなく、世界中の人々が人種や国籍の壁を越えて、数多くの命を救うのが一番大切なことです。それこそまさにオリンピック精神ではないでしょうか。

日本人の皆さま、2021年に我が国の美しさを世界の皆さまに見せましょう。それまで、どうか健康に気をつけて、思いやりの心を忘れずに、みんなで頑張りましょう。

    大坂なおみ

◆大坂なおみ(おおさか・なおみ)1997年(平9)10月16日、大阪市生まれ。3歳でテニスを始め、4歳で米国に移住。16年全豪で4大大会本戦初出場。18年全米、19年全豪を制し、アジア選手として史上初めて、シングルスで世界1位に輝いた。父レオナルドさんはハイチ出身の米国人で、母環(たまき)さんが日本人。姉まりもプロテニス選手。180センチ、64キロ。