GP出場は2年連続2度目。清水裕友はシリーズ中の過ごし方を、もう分かっている。

「僕はダラダラ過ごすのが好き。本番までの3日間はゆったり過ごします」

前検日は、報道陣や同期の選手と雑談するなど、終始リラックスムード。場の空気を楽しむ余裕すら感じさせた。

競輪祭の後は1週間のオフを取り、1年間の厳しい戦いで疲弊した心と体をリフレッシュした。1度完全にリセットしてから、このGPへの調整に入った。頭の中ではレースのシミュレーションも繰り返した。「GPのレースは単調になりがち。今回そうなってしまうかどうかは、僕次第みたいなところがある」と、自分の立ち位置も冷静に分析できている。

かねて「漢字の競輪が好きなファンから『玄人好み』『いぶし銀』、そんなふうに呼ばれるようになりたい」と言ってきた。25歳の若さだが、レースっぷりは、まさにその言葉を体現している。

「行っちゃえと思ったら、迷わず行ってしまう。性格的なものですね」。レース展開は清水の腹ひとつ。間違いなく今大会のキーマンだ。【松井律】