増成富夫(55=岡山)が盟友を勇気づける走りを見せた。

予選2Rは前受けから2周先行に出ると、桜井雄太のまくりを突っ張り切って2着に粘り込んだ。

レース後、どっかりと座り込むと「この前のいわき平の帰りに、吉岡(稔真)の写真を見たんよ。小倉や別府競輪場も足を運んでいたんやね。ちょっとずつ良くなってるみたいだし、ワシも頑張らんといけん…」と話すと、言葉を詰まらせた。大病を患いながらも懸命なリハビリを続けている吉岡さんの姿に、病気を克服した増成自身の辛い経験も重なり涙がこぼれた。

「また一緒に飲みたいし、元気になってくれるように頑張って先行するよ! これ、ネット記事にして、吉岡にも伝えておいてよ!」と、最後は満面の笑みを見せた。