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東西の日本代表がシリーズを牽引
伝統のG1「第70回高松宮記念杯」が13日から4日間の日程で大阪・岸和田競輪場で行われる。東西別の勝ち上がり方式で行われる一戦。本命は西の代表で、今年2戦のG2ウィナーズカップとG1日本選手権を連続優勝した、脇本雄太(30=福井)だ。対抗は東を代表するスピード王の新田祐大。東西のナショナルチーム勢2人が、シリーズを引っ張っていく。
無敵の脇本雄太に新田祐大が対抗
今年2走して8戦7勝、2着1回の脇本が、異次元の強さを見せて独走している。400バンクなら、1周22秒台前半で駆けてしまえば、他陣営はお手上げ。新ルールになって、残り2周前からの「暴走」が許されなくなれば、脇本にとってまさに鬼に金棒。持ち味の打鐘発進での押し切りが有望だ。
脇本にパワー勝負を挑む有力候補は西日本に偏っている。東で唯一、力勝負に持ち込めるのが新田だ。ナショナルチームの同僚で、脇本のように長い距離は踏めないが、切れ味では勝る。うまく1周勝負に持ち込めれば、勝機は十分ある。
総合力には定評ある平原康多。脇本、新田と真っ向からのパワー勝負では劣勢だが、うまく組み立てれば付け入る隙はある。
一発浮上の目があるのは郡司浩平か。強力な自力タイプが手薄な東勢だけに、持ち味のスピードまくりを発揮できれば、比較的楽に上位進出が望める。
脇本に続く西勢には、強力な自力がそろった。まず上る勢いの太田竜馬と清水裕友。この2人に松浦悠士を加えた中四国勢は一大勢力になる。また、地元で気合充実の古性優作や、昨年の覇者三谷竜生、復活の村上義弘らも圏内。実力は折り紙付きの深谷知広、底力ある中川誠一郎、山田英明の九州両者にも注目したい。
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