今日から当地と四日市で昼夜G3が行われる。G2伊東ウィナーズカップの前で、しかも2開催あるのでメンバー的にはCMにあった「クリープを入れないコーヒー」のような開催だ。誰にもチャンスがある分、好配当が期待できる。
地元勢は山口富生が特選からスタートする。55歳で特選シードはすごい。先日の豊橋全日本選抜で最終日を1着で締め、自身が持つG1最年長勝利記録を更新した。その時、引退した神山雄一郎さんがゲストで来ていて「俺の記録より、富生が今頑張ってる方がすごいよー」と言っていた。年齢を重ねても上位で活躍する大変さが分かっている神さんの言葉だけに、説得力あった。私が各競輪場に行くと「最近、富生さんすごいね」とよく言われる。本人もそれを感じているらしく「走るだけで応援してもらえる」と、うれしそうだった。
前検日も、すれ違う選手全員と言っていいほど絡みにいき、相手が困惑するほど元気だった。坂上樹大の時は「タツ、元気だけやなー」と何か言うまでしつこく繰り返し、タツに「誰が足(脚力)ないねん!」と言わせるまで言い続けた。その姿は、ボクサーがコーナーまで追い込まれ、KO寸前に出す弱々しいパンチをほうふつとさせた。富生は幼い時から母親に「あんたはしつこい!」と叱られていたことを思い出した。
その12Rは鈴木竜士が動き、河端朋之の巻き返すタイミングが焦点になる。富生に任された山本伸一は、富生の多少の“圧”もあり早めに動くだろう。近況よく動けているだけに、富生にもチャンスがある。(日刊スポーツ評論家)























