峰竜太(32=佐賀)が華麗なイン逃げを決めて、住之江では12年の高松宮記念に続く2度目のG1、通算では5度目のG1優勝を決めた。2着には握って回った木下翔太、3着には篠崎元志が入着した。

 想定をしていたとはいえ、江口晃生の前付けで100メートル起こしのやや深い進入になった。それでもコンマ08のスタートを決めて、木下の強襲を許さなかった。「11Rでフライングもあったし、起こし位置も分からなかった。久々に緊張した。1Mのターンは覚えてないくらいです」と興奮気味に振り返った。

 表彰式では、人気者の峰らしく大歓声に包まれて満面の笑みを浮かべた。「めっちゃうれしいです。今度はSGを取ってここのグランプリに帰ってきます」とファンに誓った。次節の鳴門SGは、昨年予選トップ通過ながらフライングで1年を棒に振った舞台。「必ずリベンジする」と力強く宣言した。