村岡賢人(28=岡山)が、逆境をはね返した。序盤からハイパワーで飛ばしながら、3日目10Rでまさかの転覆。しかし、4日目8Rは、インから5番手スタートにもかかわらず、1Mまでに猛烈な伸びを披露。難なく逃げた。

 「エンジンは壊れてなさそうですね。足のバランスを取りたかったけど、ペラが伸び型の形なので、どうしても伸び寄りになってしまう」。強靱(きょうじん)なメンタルで勝負駆けを成功。予選の得点率は7・00(6走42点)で終えて、準優9Rは4枠で臨む。攻撃派の村岡には、むしろ絶好の枠番といえる。4カド一撃が怖い。