3日がデビュー戦だった35期伊東玲衣の師匠、川原剛(43=川口)が初日10R、早め先頭からそのまま押し切って白星発進を決めた。

「弟子(伊東玲衣)もデビューしたし、自分も頑張らないと、と思いました。なので、初日1着が取れて良かった。ヘッド周りとキャブを扱って、エンジンは良かったと思う」。気持ちのこもった走りで追い上げてきたSG覇者の永井大介(2着)を見事、振り切ってみせた。

2日目は降水確率が高く湿走路濃厚だが「雨は全然乗れないし、整備とタイヤを考える」。確かに湿走路実績は少ない川原だが、弟子の伊東へ手本となる走りをみせるためにも、ぎりぎりまで調整を考慮し、エンジン気配を上積みさせてセミファイナルへと挑む。