「今年こそ当てたい、いや当てます!」。日本一忙しい局アナとして知られるTBSの安住紳一郎アナウンサー(49)が、今年もボートレースの頂上決戦予想に挑戦します。ボートレース今年のNO・1を決めるSG第37回グランプリの優勝戦が18日、長崎・大村ボートで開催される。安住アナはボートファン歴も15年を超え、多忙な中でレース場に足を運んでいる。日刊スポーツで予想に初挑戦した昨年は4艇が転覆する大波乱。今年はリベンジします。

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日刊スポーツ読者のみなさん、おはようございます。TBSアナウンサー安住紳一郎です。また、今年もボートNO・1決定戦のグランプリ優勝戦の予想をすることになりました。

実は昨年、大変なことになりまして…、出場6艇中、4艇が転覆してしまう大波乱。初めて自分の予想を公開したレースがそんな結果になるなんて…。

そんな自分に、日刊スポーツさんがリベンジの場を提供してくれました。ありがたいやら、おせっかい? やら。いえいえ、それなら真剣に当てなきゃいけませんね。ボートレースはインと言われる1コースが強い競技。今年、全国のレース場でインの1着率は55%以上。大村ボートは、なんと65%に迫るそう。本当にインが強いんですね。

昨年の自分の予想も1枠インの峰竜太選手が本命でした。その峰選手を含む4艇も転覆してしまったけど選手にケガがなかったことは良かったです。

さて今年は…何か荒れそうな気がしています。寒波が日本列島にやってきて、大村ボートでも雪が舞ったそう。2枠・原田幸哉選手、3枠・深谷知博選手の差しが入りそう。それと今年は最後まで、馬場貴也選手を買いたいですね。本命は深谷選手で、買い目は(3)(1)(2)、(3)(1)(6)、(3)(2)(1)に原田選手が頭の(2)(1)(6)。この4点です。

今年も買い目は絞りました。ギャンブルはきちんとリスクを取らないと駄目。予想と買い目には、人生というか、自分の生き方が出ると思っています。後輩を連れてレース場に行く時は、買い目を見ています。自分の予想のエッセンスを反映できる人は「おっ、やるな」と思いますね。自分ももうちょっと買い目を増やしたいけど、人間的に甘いと思われたくない。男って格好付けるところがあるんですよ(笑い)。もうひとつ、外れても「惜しかった」と言われたい。昨年のように。それも男の習性です。選手のみなさんには、事故のない全力レースを期待します。ふ~しびれるぅ。

◆昨年のグランプリ優勝戦 1枠・峰竜太が圧倒的1番人気となり、インからスタート。1Mを先に回ろうとする峰に、3コースから瓜生正義がフルスロットルでまくりを放つ。抵抗した峰は舳先(へさき)をターンマークに接触させ転覆。そこに後続の3艇が突っ込んで次々に転覆した。1着の瓜生に続いて、事故を回避した白井英治が2着でゴールイン。3連単、3連複舟券が不成立となり、売り上げ42億7752万6800円のうち、41億1426万3700円が返還された。それまでの24億円余りという記録を大きく塗り替える、ボートレース史上最高の返還額となった。

◆安住紳一郎(あずみ・しんいちろう)1973年(昭48)8月3日、北海道帯広市生まれ。明大卒。97年(平9)TBSに入社、同期は伊藤隆太アナ、小倉弘子アナ。親しみやすいルックスとアナウンス力でバラエティーからニュースまで幅広くこなし、老若男女を問わず人気を得る。オリコンの「好きな男性アナウンサー」で5回連続NO・1となり殿堂入りした。現在、総合編成本部アナウンスセンター局長待遇エキスパート職の肩書を持つ。レギュラー番組は、テレビ地上波が「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」「情報7daysニュースキャスター」「THE TIME,」、ラジオは「安住紳一郎の日曜天国」。30日放送の「第64回輝く! 日本レコード大賞」の司会は今年で11年連続で務める。174センチ、血液型AB。

☆グランプリアラカルト

◆賞金王 過去36年でグランプリの優勝者が、その年の獲得賞金額1位になったのは28回。91年松田雅文(引退)、94年中道善博(引退)、95年植木通彦(引退)、98年太田和美、04年田中信一郎、07年吉川元浩、08年井口佳典、14年茅原悠紀はグランプリで優勝も、獲得賞金額トップには立てなかった。

◆初出場V グランプリ初出場で優勝したのは彦坂郁雄(引退)、吉川元浩、中島孝平、茅原悠紀。SG初優勝がグランプリだったのは安岐真人(引退)、福永達夫(引退)、高山秀則(引退)、太田和美、田中信一郎、吉川元浩、中島孝平、茅原悠紀の8人。

◆ナイターSG これまでのナイターSGの開催場は蒲郡が最多で12回。大村は今大会で4回目。ナイターSGの最多優勝は毒島誠で、3連勝を含めて6回の優勝がある。