23年MVPの古性優作(33=大阪)は、満を持して2日目の特選10Rに登場する。

数々のタイトルを手に入れているが、一番欲しいダービーが、まだ勝てていない。今回はナショナルチームの練習に参加するなど、いつもと違う調整方法を取り入れた。「ナショナルの選手たちの力はすごかった。自分が4回ぐらい進化してやっと太刀打ちできるかどうか。それぐらいの差を感じました」。

そこで打ちひしがれるのではなく、前を向くのが古性の強さだ。「方向性が定まった。自分の剣を研ぐしかない。小さいことで悩んでいたなと思いました」。それ以降は、とどまることなく今大会に向けて調整を重ねた。

北井佑季の先行力、清水裕友の度胸、嘉永泰斗のスピード、それら全てを総合力で打ち破る。