浪速のダッシュマンが今年初Vを視界に入れた。中釜章成(28=大阪)が準決11Rで森田一郎の逃げをまくって快勝。決勝は関東4車が二手に分かれ、超細切れ戦に自身は単騎となると「関東が別でも別でなくても関係ないっす」と言いつつも、ニヒルな笑みを見せた。

レース勘もいい。前出の準決では、機敏かつ的確に運んで勝機を逃さなかった。上昇を始めた格清洋介を外へ外へ追いやり、同時に、空いた内を森田が突進して先制されても動じない。これは中釜の中団キープへの頭脳プレー。「森田君が逃げるだろうと。格清さんを出させては駄目。後は、(前団の)ブロックを受けないよう仕掛けた」。してやったりといった表情で打倒・関東ホープの舞台裏を明かした。

「自転車との一体感がないが、初日よりは感じが良くなっているのかな」。仕上がりには不満のようでも、その表情は明るい。超細切れ戦ならダッシュ全開には格好の場。昨年7月立川以来のV取りへテンションを上げていた。