W杯1次リーグF組の第3戦が、25日(日本時間26日)に行われる。日本(FIFAランキング18位)はスウェーデン(同38位)に引き分け以上で、2位以内が決まる注目の一戦。日刊スポーツ評論家のセルジオ越後氏(80)が、同じF組のオランダ-チュニジアを含め、ベスト32による決勝トーナメント(T)1回戦の行方を予想した。

  ◇  ◇  ◇

1次リーグも大詰めに入ったね。F組は敗退が決まったチュニジアと第3戦で対戦するオランダは、大量得点での勝利を考えるのが妥当だ。2勝1分けで得失点も稼いで、このまま1位突破になるだろう。

だから、勝ち点4の日本は同3のスウェーデンと事実上、2位を争うことになるね。引き分けでも2位以内が確定する日本に対し、スウェーデンは最悪はドローも視野に、1-0でも勝てば2位以内になる。まずは守備を固め、カウンターで攻めてくるはず。やる気のなかったチュニジアと対戦した日本とすれば、気を引き締めないと一発でやられるよ。

スウェーデンが1-5で大敗したオランダとの第2戦を見たけど、相手のシュート10本に対し、16本と大きく上回った。イサク(リバプール)とギェケレシュ(アーセナル)のFWは技術、高さがある。途中出場で得点したエランガ(ニューカッスル)は、スピードが抜群だった。

このプレミア勢は自分たちの形を持ち、決定機に顔を出す力はある。オランダ戦は相手GKの好セーブで3度ほど決定機を防がれただけで、警戒はするべきだ。とにかく日本は、負けて3位突破は勘弁してほしいね。

日本がF組2位で進出した場合、決勝T1回戦の相手はC組1位で現状はブラジルだ。だけど、2位のモロッコとは勝ち点4で並んでおり、24日(日本時間25日)の第3戦スコットランド-ブラジル、モロッコ-ハイチで最後は決まる。

この顔合わせを見れば、モロッコが逆転で1位突破するんじゃないか。そうすれば、日本-モロッコの対戦になるね。以前も言ったけど、日本にとっては運動量があり、攻めても引いても試合ができるモロッコの方が嫌なはずだ。

落ち目だったブラジルも、クニャ(マンチェスターU)がハイチ戦で2得点したり、ビニシウス(Rマドリード)との好連係が見え始めた。日本が最高の風景を見るのは、どちらの対戦になっても大きなヤマ場になるし、僕もF組とC組の行方が楽しみだよ。(日刊スポーツ評論家)

スウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュ(中央)(ロイター)
スウェーデン代表FWビクトル・ギェケレシュ(中央)(ロイター)
【イラスト】日本のW杯決勝トーナメント進出条件
【イラスト】日本のW杯決勝トーナメント進出条件
【イラスト】W杯決勝トーナメント組み合わせ
【イラスト】W杯決勝トーナメント組み合わせ
各組3位の決勝トーナメント争い 6月22日(日本時間23日)現在
各組3位の決勝トーナメント争い 6月22日(日本時間23日)現在